長坂総研 研究成果

経済、歴史、世界状況など研究をしてわかったことなどを載せていきます

【社会学】 「いま日本は危機の真っただ中」、それを認識すべきだ

いま世界で大きな動きがある。

それは、ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルハマスとの戦争、イスラエルとイランとの戦争危機。

それに対するアメリカのウクライナイスラエルへの支援、中国のロシアへの軍事支援。

世界では常に紛争、戦争の危機の中にあり、それにどのように対抗すべきかを各国が激しくうごめいている。

 

それに対し日本はどのようになっているのか?

地震による大きな被害、それに対する救援。

政府の経済失政のよる日本経済の崩壊

 

同盟国であるアメリカは今年秋に大統領選挙がある。

この結果によっては、今後のアメリカの対日政策が変更されることも大いにある。

それは、アメリカによる覇権疲れ、日本を守るためにアメリカ人が死んでもよいのかという世論。

日本では日米同盟、日米安全保障があるから、軍事的動きがあればアメリカが主導して日本を守ってくれると誤解をしている。

さらに格の傘があるから、大丈夫などといまだに平和ボケをしている。

私は、日本がもし軍事的な侵攻を受けた場合、アメリカは日本を見捨てるのではないか?と思っている。

アメリカにとって、アメリカの国益は自国民の生命を守ることであり、日本を守るのは日本国民が行うべきことだと思っているはずだ。

つまり、日本の防衛は、当然のことだが日本が主体となって行うべきであり、軍事バランスが崩れているため侵攻危機が迫っているならば、軍事バランスを取り戻す努力をすべきである。

具体的には

核兵器の配備(中国、北朝鮮、ロシアの核兵器保持というアンバランスに対抗する)

憲法改正による日本の防衛力強化(侵略しないことは当然だが、守れないのは論外)

◎生産力増強、人材強化への財政支出(供給力は国力、財政支出はそれを支援)

国民の生命・財産を守るため、インフラの整備(震災などからの防衛、震災後の迅速な復旧、復興までの生命保持のための道路をはじめとするインフラ)

 

日本の危機は、1990年代からの経済政策の失敗にある。

この30年間全く成長をしていない。

そのため次世代が全く育っていない。

次々世代は存在できない。

格差の拡大、貧困の拡大、出生率の低下

これもすべて経済成長を捨てた経済政策の失政によるものである。

 

供給は需要がなければ存在しない、

需要は政府だけが生み出せる。

需要とは、ほしいと思う気持ちと購入できる資金のことである。

増税で需要を削り続ければ、供給力は落ち、成長はできない。

成長できなければ危機などには対応できなくなる。

震災などで家がなくなれば、人生はそこで終了。

供給してきた人が無になる。

 

世界は、戦争危機の中、自国民の生命財産を守るために懸命に動いている。

しかし、日本の政治家、官僚、メディアなどのエリートがそれを認識しているとは到底思えない。

いまだに財政規律などと言って騒いでいるのがその証拠である。

日本は、アメリカ様に守られているから大丈夫。

アメリカの保護国、属国だから大丈夫だと思っているのだろうか。

早くアメリカから独立して、自国で自国民の生命財産の保護はできるようになってほしい。

私はそう願っている。

 

【社会学】 成長の障害のすべては、ボトルネック

何かが成長するときに、必ず発生するのがボトルネックです。

 

このバトルネックを早く発見して早く解決することによって、成長は促されます。

 

逆にボトルネックを放置すれば、成長はそこで止まってしまいます。

 

あるボトルネックを解決しても、成長が進むと別のボトルネックが発生します。

発せしてボトルネックを解決して、成長を始めると、また違うボトネックが発生します。

このように成長の阻害をするのはあらゆる場所に存在するボトルネックです。

 

これはどんな事項でも同じで、どんな事柄でも、成長していく段階でボトルネックは発生します。

どんどん、早く成長するためには、どんどんボトルネックを解決していく必要があります。

 

【社会学】 経済関係についての私見

◎通貨は、納税のために発行される

 江戸時代までの税金は、コメと通貨

 明治時代からは通貨

 

◎経済成長は、政府の財政拡大しかない

 政府=需要を左右

 市場=供給を左右

 供給は需要がないと成長しない。

 需要の拡大は政府にしかできない。

 経済成長は政府が財政拡大するかどうかによる

 

◎納税は、インフレ調整、住民サービスのために行われる

 

◎為替の円安は、日本の供給力の低下による(需要に対して)

 

 

◎緊縮財政は国を衰退させる

 日本、EUは衰退する方向にある

 日本に置ける30年以上の緊縮財政実験は失敗。

 財務省、政治家、メディアなどのエリートは認めない

 

国債の発行は不要

 国債金利付きの通貨、流動性が低い

 政府は通貨発行権を持っているので、国債の代わりに通貨発行すれば良い

日本のグレートリセット

日本でのグレートリセットは、歴史では普通のこと

 

天災によるグレートリセット

 地震津波、火山噴火、河川氾濫

 

政府によるグレートリセット

 大化の改新、都移転、幕府(鎌倉幕府室町幕府江戸幕府

 

外からのグレートリセット

 明治維新、敗戦占領

 

日本人の根底にグレートリセットは根付いている。

都、政府が短期(百年レベル)で移動する。

特に天皇崩御に伴う移転では、昨日まで都だった場所が、不浄の地となる。

 ⇒仏教が不浄払いとなる?

住む場所も、天災などで家がなくなる場合もある。

個人ではグレートリセットは当たり前の国。

 

【社会学】 国にとって最も大切なのは供給力

国にとって最も大切なのは、供給力であると思っている。

 

様々なものを供給できる力を持つ国、

大量の供給ができる国、

継続して供給できる国、

品質の良いものを供給できる国、

そんな国が大国と呼ばれる。

 

 

需要がある限り、供給ができる、その状態がもっともよい。

インフレが発生するということは、何かが不足しているからである。

 

最近まで発生していたアメリカのインフレは、コロナの対策で多額の金額を、国民に配布したからだ。

そのため、国民の可処分所得=需要=買うことができる資産が増えて、物が不足し始めてインフレになった。

 

日本で最近起きたインフレは、コストプッシュインフレと呼ばれるもので、原油などの値上がりにより、原材料の値上がりが起こったからだ。

 

何かが足りなくなればインフレになる。

これは当然である。

その不足を補うのが供給力である。

 

日本にとってウイークポイントは、エネルギーである。

原子力発電を増やすことができない以上、原油エネルギーに頼るしかない。

その原油単価が上昇すれば、インフレになることは当然の話である。

 

再生可能エネルギーは、日本の必用量かすればものすごく足りない。

しかも安定していない。

瞬間停電も許さない日本の生産力からすれば、太陽発電などの電力は不安定で少なすぎるのである。

日本のエネルギーの供給力は貧弱である。

それをカバーするための原子力発電であったが、それも今ではどうしようもなくなった。

今後の日本は衰退するばかりである。

これからの電力では、日本で必要とする電力は供給できないからだ。

日本国内で供給できないとなれば、あとは輸入に頼るしかないが、そうなると政界情勢の大きな波に襲われ、少しのことで影響が大きくなる。

 

日本の供給力を維持するためには、原子力発電の復活、向上それしかそれしかないと思っている。

供給力を落とさないこと、それがまず日本のとって必要なことである。

【社会学】 マクロ経済の根本は、需要と供給のバランスだ。

マクロ経済の基本は、需要と供給のバランスになります。

 

需要=ほしいと思う気持ちと購入できるだけの資本

供給=生産力と輸送力、管理力

 

経済学は、需要と供給の関係を学問の基本にしています。

 

インフレを例にとると、需要が旺盛ならばインフレになり、供給が多すぎるとデフレになります。

これはごく単純な話であり、根本的な話です。

 

これを認識しているが、議論として無視している議論が多くあります。

例えば、日本でハイパーインフレが起こると、脅している人がいますが、とんでもない暴論です。

今の日本で起こりうるのは、エネルギーとなる原材料が輸入できなくなるなどの、国家存亡の危機にでもならない限り、ひどいインフレになることはありません。

 

たかが現金を日銀が多く発行しただけで、円資産が暴落してハイパーインフレになるという暴論は、完全にオオカミ少年のたぐいの話で、自己の商売利益ののための話になります。

立派な立場にある人物がするべき話では全くありません。

 

日本における戦後のひどいインフレは、戦争による供給力の大幅な低減であり、戦争被害による需要の旺盛さがひどいインフレを招いたにすぎません。

その根本原因を無視する設定をして、戦争を起こしたからインフレになったというのは、経済学をまったくりかいしていない、または別の目的があっての話だということになります。

 

一例ですが、マクロ経済の基本は需要と供給のバランスであることを重々承知しておいてください。