長坂総研 研究成果

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【社会学】 トランプ米大統領 就任演説

トランプ新大統領就任演説 “黄金時代 始まる” 不法移民対策の強化や化石燃料増産する姿勢を強調 【詳細】 | NHK | トランプ大統領

 

 

《トランプ氏 就任演説》

 

アメリカの黄金時代が今から始まる」

トランプ氏は就任演説の冒頭で「アメリカの黄金時代が今から始まる。今日から、わが国は再び繁栄し、世界中で尊敬されるようになるだろう。われわれはあらゆる国から羨望の的となるだろう」と述べました。

「主権・安全 取り戻される」

トランプ氏は「われわれの主権は取り戻される。安全は取り戻される。正義のてんびんはバランスを取り戻し、司法省と政府による悪質で暴力的で、不公正な武器化は終わる」と述べました。

「世界中から不法入国した危険な犯罪者」

トランプ氏は「われわれの政府は、国内で簡単な危機管理さえできず、海外では破滅的なできごとの連続につまづき続けている。法を守るアメリカ市民を守ろうとせず世界中から不法入国した危険な犯罪者に聖域を与え、保護している」と述べました

「私はアメリカを第一に考える」

トランプ氏は「トランプ政権では、これ以上、われわれがつけ込まれることは許さない。私はアメリカを第一に考える。われわれの最優先事項は、誇り高く繁栄し自由な国をつくることだ。アメリカはまもなく、かつてないほどに偉大で、強大で、はるかに卓越した国となるだろう」と述べました。

暗殺未遂事件「神によって救われた」

トランプ氏は就任演説で、大統領選挙戦のさなかに起きた自身に対する暗殺未遂事件について触れて「私の命が救われたのには理由がある。私はアメリカを再び偉大にするために神によって救われた」と述べました。

「南部国境に非常事態を宣言 大統領令に署名する」

トランプ氏は「一連の歴史的な大統領令に署名する。はじめに、南部国境に非常事態を宣言する。私はわが国への破滅的な侵略を撃退するため、南部の国境に軍隊を派遣する」と述べました。

「性別は男性と女性の2つだけ」

トランプ氏は「きょうから、性別は男性と女性の2つだけであることを、アメリカ政府の公式方針とする」と述べました。

「国家エネルギー緊急事態を宣言する」

トランプ氏は「インフレ危機は大規模な政府支出とエネルギー価格の高騰によってもたらされた。私は記録的なインフレを抑えこむため国家エネルギー緊急事態を宣言する。掘って掘りまくれ」と述べました。

「一連の歴史的な大統領令に署名 『常識の革命』を始める」

トランプ氏は「私はきょう、一連の歴史的な大統領令に署名する。これらの行動によりアメリカの完全な復興と『常識の革命』を始める。すべては常識にかかっている」と述べました。

「平和の使者であり団結を促す人物でありたい」

トランプ氏は「私にとって最も誇らしい遺産は、平和の使者であり、団結を促す人物であることだ。それが私の目指す姿であり、平和の使者であり、団結を促す人物でありたい」と述べました。

「『電気自動車の義務化』を撤回する」

トランプ氏は「今日、私たちは、グリーン・ニューディール政策を終了し、『電気自動車の義務化』を撤回する。これにより自動車産業を救い、偉大なるアメリカの自動車労働者たちへの私の神聖な誓約を守る。いいかえれば皆さんは自分の選んだ車を購入できるようになる。私たちは、数年前には誰も想像できなかったほどのペースで、再びアメリカで自動車を生産することになる」と述べました。

「直ちに貿易制度の見直しに着手 外国歳入庁を設置」

トランプ氏は「わたしはアメリカの労働者と家族を守るため直ちに貿易制度の見直しに着手する。アメリカ国民に課税してほかの国々を潤すのではなく、国民を豊かにするために外国に関税を課して税金をかける。この目的を果たすためすべての関税や歳入を徴収する外国歳入庁を設置する」と述べました。

「神のもとで1つの人々 1つの家族 1つの輝かしい国家」

トランプ氏は「われわれは神のもとで1つの人々、1つの家族、そして1つの輝かしい国家だ。私はあなたたちのために戦う」と述べました。

「私はここにいる」

トランプ氏は「多くの人々は、歴史に残る政治的な返り咲きを果たすことは不可能だと考えていた。しかし、ご覧のように私はここにいる」と述べました。

言論の自由を取り戻すための大統領令に署名する」

トランプ氏は「表現の自由を制限しようとする違法かつ憲法に違反した連邦政府による試みが何年も続いたあと、私は政府による検閲を即座にすべて停止し、アメリカに言論の自由を取り戻すための大統領令に署名する」と述べました。

パナマ運河 取り戻す」

トランプ氏は就任演説で、パナマ運河について「アメリカの船は法外な料金をとられ、公平に扱われておらず、アメリカ海軍までそうだ。そして何よりも、中国がパナマ運河を運営している。われわれはパナマ運河を中国に与えたのではなく、パナマに与えたのだ。われわれはそれを取り戻す」と述べました。

パナマ大統領「トランプ氏の発言を完全に拒否」

パナマのムリーノ大統領は20日SNSで声明を発表し「パナマと国民を代表して、トランプ氏の発言を完全に拒否しなければならない。運河はパナマのものであり、その管理は引き続きパナマのもとで行われる」と反発しました。また、トランプ氏は「パナマ運河は中国が運営している」とも述べましたが、ムリーノ大統領は「パナマによる管理を妨げる国は存在しない」と改めて否定しました。

「メキシコ湾という名称をアメリカ湾に変更する」

トランプ氏は「これからまもなくメキシコ湾という名称をアメリカ湾に変更することになる」と述べました。

「2025年1月20日は『解放の日』」

トランプ氏は「愛国者であるわれわれの政権下で、日々あらゆる危機に威厳と力と強さを持って立ち向かう。あらゆる人種、宗教、肌の色、市民の希望、繁栄、安全、平和を取り戻すために、目的意識とスピードを持って行動していく。アメリカ国民にとって2025年1月20日は『解放の日』である」と述べました。

「かつてないほど偉大にする」

トランプ氏は「近年、わが国は大きな苦境に立たされているが、われわれは国を立て直し、かつてないほど偉大にする」と述べました。

「新しい政府効率化省を設立する」

トランプ氏は「連邦政府の能力と効率性を回復させて、アメリカン・ドリームはすぐに復活し、かつてないほどに繁栄するだろう。私の政権では、まったく新しい政府効率化省を設立する」と述べました。

「かつてないような世界最強の軍隊を築きあげる」

トランプ氏は「かつてないような世界最強の軍隊を築きあげる。われわれにとっての成功は、戦いに勝つだけでなく、戦争を終わらせること、そして、最も重要なことは、戦争に関わらないことだ」と述べました。

「信念、富、民主主義、そして自由を取り戻す」

トランプ氏は「きょうからすべてが素早く変わる。大統領選挙で託されたのは、恐ろしい裏切りを完全に覆し、人々に信念、富、民主主義、そして自由を取り戻すことだ。この瞬間から、アメリカの衰退は終わる。私たちの自由、アメリカの輝かしい運命はもう否定されない。政府の一体性と能力、政府への忠誠心を直ちに回復させる」と述べました。

「敵性外国人法を発動 外国人ギャングや犯罪組織の排除指示」

トランプ氏は「1798年の敵性外国人法を発動することで連邦や州の法執行機関が持つ圧倒的な力を全面的に行使し、アメリカの国土や都市に壊滅的な犯罪をもたらしているすべての外国人ギャングや犯罪組織を排除するよう指示する」と述べました。

「火星に星条旗を立てるためアメリカの宇宙飛行士を送り込む」

トランプ氏は「われわれのマニフェスト・デスティニー=明白な運命を追求し、宇宙に進出し、火星に星条旗を立てるためにアメリカの宇宙飛行士を送り込む」と述べました。

“北米最高峰の山を『マッキンリー』に戻す”

トランプ氏は「偉大なる大統領、ウィリアム・マッキンリーの名前を本来あるべき場所に戻す」と述べ、アラスカ州にある北アメリカ大陸最高峰の山「デナリ」をかつて呼ばれていた「マッキンリー」に戻す考えを示しました。「マッキンリー」は、第25代のマッキンリー元大統領にちなんで名付けられましたが、アメリカ政府は2015年に地元の先住民族が使っていた「デナリ」に変更しました。さらに、トランプ氏は「マッキンリー元大統領は関税と才能によってわが国を非常に豊かにした」と述べ、高い関税を主導した元大統領に敬意を示しました。